仕事

2007年8月1日
こんなにゆっくり休みたいと思ったことは人生で初めてだ。

私にとって、仕事をお金を稼ぐことと全くイコールではない。

輝いていたい。

そう思ってきたのではないか。

小さいころの記憶も影響しているのかもしれない。
転校が多かった私は父の転勤のたびに新しい環境に放り込まれる。言葉も慣習も違うところで、ただ、転校生だというだけで苛められる。

案外平気だったつもりだが、
実はどうやって、その環境から一日も早く抜け出すかが
結構なストレスだったのではないか。

苛められないためには、勉強でまず負けない。走っても一番じゃないけど、速い。絵を描かせても一番じゃないけど、張り出される。料理も裁縫もいつも私より出来る人がないようにしていた。

自分が自分として認めてもらうために努力を必死にしていたのだろう。

あんなに得意だった家事一切、何も出来なくなった。

仕事は生活とは別世界。
仮面をかぶることができる。
その中で、あんな人になりたいな。と言われる仕事をする人間になりたいと思っていたような気がする。

私を仕事のできない人間という人はあまりいないと思う。

ただ、一言多いとか。
繊細すぎるという人は多い。

何とか自分の存在を自分で確認するために、必死に仕事に対して頑張ってきた。

だからといって
どんなに頑張ったって
存在を確認することも
みなに認められることもない。

これは今振り返って思うことであって、
認められたいという気持ちだけではない。

新しいことを覚えたり、知識が増えたり、それが楽しかったりした。

でも、私よりはるかに仕事ができなくて、判断もできなくて、
と思われる男性社員は私の倍ほどの給料をもらう。

そういうことは男性の中にもあることで、
人と比べてはいけないのだと思うが、

デスクを並べて仕事をして、上司がしでかしたへまの後始末ばかりしていると、だんだん憤りになる。

言われたことだけして、お金もらってそれでちょん。

という性格ならばもっと楽だっただろう。

今はそういう長年の呪縛から少し離れたところにいるように思う。

また家にいることで、自分の存在が危うくなって、社会との繋がりが欲しくなるかもしれない。

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