金曜日のこと

2005年5月13日
何からそうなったのか。。
よく覚えていない。

ただ、大切なお客様も多く見えて、ニコニコと仕事をしていた。
笑いたくもないのに、ニコニコしている自分が不思議な感じだった。

3月くらいから。。
仕事に対してアグレッシブではない。
やるべきことはたくさん見えてるくせに、集中力が無いとか、時間が中途半端だとか言って、必要最低限のことしかしていない。

きっと社長はどこか気付いていると思う。
それでも、大きな失点がたくさんあるわけでもなく、、
流されて、、、いつかやる気になると、、
本当に流れていた。

ずっとどこか切れてしまう自分を感じながら。。。

泣いてはいけないと思っていた。
泣くときっと自分の神経が切れてしまうと思ってた。

不思議と本当に不思議と仕事が出来ていた。
帰りたいとか、寝込みたいとかそういう感情はなかった。

ただ、洗いものを給湯室でしているとき、涙がすごい勢いで溢れてきた。
泣いたらあかん。。

何度も自分に言ったけど、目の前が見えないくらい涙が止まらない。

ごみだけまとめて、本当は社長に頼まれていた仕事があったのに、月曜日でも間に合うからという理由で、本当はいつもは最優先で、社長からの仕事は残すことなく、してくるのがスタイルなのに、とても仕事が出来ないと思った。
頼まれたことはお手紙を書かねばならなかったから、、
とても文章を書くのは無理だと思った。

地下鉄に乗る前にこのままだと、きっと自分を殺してしまう、何とかしなくちゃ、、と思った。
Sくんに電話した。
いつものように留守電。
「一緒に帰ろうよ。今日は遅くなるの?連絡ください。」
そう言って、詳しいことは留守電には入れなかった。

すぐにかけて来てくれて、ちょっと待っててもらえば、一緒に帰るのは不可能ではない。
そういわれたので、わかった。どっかで時間潰してる。

そう言って、そうだ、昨日、彼が待っていてくれたカフェに行こうと思った。

地下鉄を降りて、急に気が変わった。

それまでは彼とさよならして。。そこからどうして生きていっていいのかそれをS君に教えてもらおうと思っていた。泣かせて欲しかったのかもしれない。

でも、別れる前に彼に私はどうしたらいいのか教えてもらおうと思った。そうしたら、ちゃんと顔見て話したくなった。
ここから電車に乗れば彼の職場の街にいける。

初めて、切符売り場まで行った。
駅名を見ればわかるだろうと思ってたのに、分からない。
見当もつかない。

どうしていいのかわからなくなって、メールをうつ余裕もなくて、電話をしてしまった。留守電にもしてくれなくて、切れてしまった。そうしたら、訳のわからないメールがきた。

今日は会うのは無理。
という内容に、そういうよな。こんな私に会っても困るだけだもんな。

そう思って、、行こうと思ってたカフェに行った。
昨日、彼が座っていた座席が空いていた。
そこからの景色を彼は昨日、一体何を思って見ていたのだろう。と泣きながらぼんやりしていた。

Sくんから電話がかかってきて、北向いて歩いて来いという。
北ってどっちだと思いながら、わかったよ。と返事。

昨日、歩いた同じ道を一人で歩いていた。

彼から3度も着信があるのに、気付いた。
何で気付かなかったんだろう。

橋の上から電話した。
今の気持ち、これまでの気持ち、何も説明できない。
僕の気持ちは変わってないのに、どうしてそんなに急に会わなくてはいけない理由があるの?

そう、彼には会う理由なんてない。

私は訳がわからないから、自分の気持ちを抑えることなく、彼に嫌われるからと飲み込むのではなく、ちゃんと話したかった。
そうしないと、、これからどこに向いても一歩も進めずに、自分を殺してしまうという恐怖で一杯だった。

彼は仕事に行くからと何の結論もないまま、近いうちに時間を作って欲しいといったけど、彼には困らせてるようにしか見えないのかもしれない。

彼との電話を切ってすぐにS君から電話がかかってきた。
「今、どこや?」
「わからんよ。橋を渡って、高速越えたとこ。」

そのまま歩いて来いという。
途中からは昨日とは違う道。わかんないけど、多分こっち。。
そうやって歩いていくと会うことが出来た。

「オムライスでも食べに行くか?」

そういわれたけど、さっきカフェでやけ食いでパンを食べたばっかりだった。おなかがすいてるから、、きっと悲しいんだ。食べれば治る!そう思って、バクバク食べてた。関係なかったけど。。

そんなにおなかすいてないって言って、違うお店にいくことにした。
ちょうど、隅っこのカウンターが空いていた。

「ここなら、どんなにエッチな会話も出来るで〜。さて、どうした??」

そう言われて、原因はたくさんあると思う。
というと、いや、原因はきっと簡単、そんなに難しい話じゃないはず。

というので、いや、。。。
と時系列でちゃんと話そうと思ったけど、、、
支離滅裂だったと思う。

たくさん話した。
でも、ようわからん。

今、彼と別れちゃうときっと仕事も辞めなくちゃいけないような状態になると思う。それはみゆぼえちゃんにはいいことじゃない。

別れるときは、相手に答えを求めたり、友達に相談したりすることなく、別れるもんだ。そういうことをしてるってのは、みゆぼえちゃんは別れたくないって思ってるんだ。

そういわれたけど、
別れたい、、というより、好きだけど、
すごくすごく愛しているけど、もう無理だと思ったんだ。

でも、どうしていいか分からなくて、別れた先のことを聞きたかったのに、別れたりしなさんな。と言われたらどうしたらいいんだ??

ちょっとだけ涙が出てきたけど、、
泣かれへんかった。
泣かしてはくれなかった。。

お皿と灰皿で訳の分からん説明をしてくれて、
「日記にもかいとったけど、昨日、一杯愛し合ったんでしょ。だるまみたいに、そういう本体がちゃんとあるのに、上に乗るべき優しいフォローとか、言葉とか抱きしめてくれるとかそういう上に乗る頭がなかったから、もっと大きな本体まで無かったように言われるのは男は辛いもんよ。この本体だって、もうけもんぐらいに思ってればいいんだよ。何度も言うけど、君と彼は独身じゃないの。不倫なの。そんなに会えないの。」

でも、S君なら絶対そんなに会えへんようなことはしないでしょ??
って聞くと、S君はすごく忙しい人。

昨日も時間を作ってくれたけど、すごく無理してくれてるんだと思う。

僕はね、要領がいいから。
彼女に会おうと思うと仕事もすごい勢いではかどるのよ。

そうだよね。。タイプは違うよね。。

君の旦那が浮気をしたら、きっと時間が作れないっていうと思うよ。
っていうのは納得。

S君のことが好きになれたら、、楽だろうなあ。。。と本当に思った。
結局、本当に話の合う、気のあう人は好きにはならないのだ。。

くそ真面目な人しか好きになれないのだ。

でも、、、だからどうって結論なんて何も無い。

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